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自己紹介

名前

平井健士

所属

名古屋大学情報学研究科情報システム学専攻 村瀬・嶋田研究室 博士後期課程1年

連絡先

hirai_at_net.itc.nagoya-u.ac.jp

研究テーマ

車車間・歩車間通信(V2X通信)を利用した衝突警告アプリケーションの通信品質改善に関する提案と評価

キーワード

V2X通信、通信品質制御、中継、ブロードキャスト、自律分散通信

研究内容

研究背景 〜スマート社会と衝突警告アプリケーション〜

便利で安全・安心な社会(スマート社会)の実現が期待されている中で、交通の安全化は1つの大きな課題であり、そのために、V2X通信を使った衝突警告アプリケーションが期待されている。本アプリは、ITS(Intelligent Transport Sysmtes)と呼ばれる情報通信技術を用いた高度な交通システムの1つのアプリケーションとして掲げられている。車や歩行者が「自らの」位置情報や速度情報を情報フレームに格納し、それらを「定期的に」広告することで、周辺状況を把握し、衝突の危険性があれば、警告するアプリケーションである。

本アプリでは、高精度な警告のため、通信品質の要求が課されている。具体的には、警告すべき期間(予想される衝突の2.5s〜9.5s)に、1台あたり10情報フレーム/sの情報が必要とされている。この受信数を満たす通信品質を確保する必要がある。

問題点 〜通信品質劣化〜

本アプリが普及し、近い将来、通信機器を備えた車や歩行者の数が増えることが予想されるが、現状の技術では、このような場合に、要求されている通信品質が満たせない。 これは、情報フレームの頻発による通信帯域の輻輳が原因である。

提案手法 〜受信信号強化と干渉信号低減〜

本研究では、上記の問題点の解決のため、通信品質に関わる信号対干渉ノイズ比SINR(Signal-Interference Noise Ratio)を総合的に改善しようというアイデアのもと、受信信号強化手法と干渉信号低減手法を提案している。

受信信号強化手法

  1. 適応的に中継を活用する手法

干渉信号低減手法

  1. グループ単位で通信する手法

業績

国際学会

  1. Takeshi Hirai, Tutomu Murase, “Frame Relaying for Low Rates of Received Frames in Crash Warning Application using V2X communication,” 25th ITS World Congress, AP-TP1271, Denmark, Sep. 2018.(採択済)
  2. Takeshi Hirai, Tutomu Murase, “Effect of Estimation Error in Node-Clustering with V2X Communications for Crash Warning Applications,” 2018 IEEE ICCE-TW, Taiwan, May. 2018.
  3. Takeshi Hirai, Hayami Ito, Hirofumi Onishi, Tutomu Murase, “Node-Clustering in Vehicle-to-Pedestrian Communications for Crash Warning Applications,” 23rd ITS World Congress, AP-SP0103, Australia, Oct. 2016.

国内学会・研究会

  1. 平井健士, 村瀬勉, “V2X通信を利用した衝突警告アプリケーションにおけるアプリ特性を考慮した自律分散的輻輳制御手法,” 情報処理学会DICOMO, 3B-4, 福井県, 2018年7月.
  2. 平井健士, 村瀬勉, “V2X-DSRCを用いた衝突警告アプリケーションにおけるブロードキャストアシスト方式の実データを用いた性能評価,” 電子情報通信学会総合大会2018, ISS-SP-014, 東京都, 2018年3月.
  3. 平井健士, 村瀬勉, “V2X-DSRCを用いた衝突警告アプリケーションにおける収容台数増加のための受信信号強化と干渉電力削減方法の提案と評価,” 情報処理学会全国大会2018, 6V-02, 東京都, 2018年3月.
  4. 平井健士, 村瀬勉, “V2Xを利用した衝突警告アプリケーションにおけるSINR改善手法の実データを用いた通信性能評価,” 信学技報, IN2017-140, 宮崎県, 2018年3月.
  5. 平井健士, 村瀬勉, “V2Xを利用した衝突警告アプリケーションにおける収容台数向上のためのブロードキャストアシスト,” 信学技報, ITS2017-45, 沖縄県, 2017年12月.
  6. 平井健士, 村瀬勉, “車車間・歩車間通信を利用した衝突警告アプリケーションにおける緊急者対応のための適応的な中継方式,” 信学技報, IN2017-22, 北海道, 2017年7月.
  7. 平井健士, 村瀬勉, “車車間・歩車間通信を利用した衝突警告アプリケーションにおける高速/緊急車対応フレーム中継方式,” 信学技報, IN2016-132, 沖縄県, 2017年3月.
  8. 平井健士, 大西洋文, 村瀬勉, “歩車間通信における送信フレーム量軽減のためのクラスタ通信方式,” 電子情報通信学会総合大会, B-7-52, 福岡県, 2016年3月.
  9. 平井健士, 大西洋文, 村瀬勉, “車車間・歩車間通信におけるクラスタ通信方式による輻輳低減,” 信学技報, IN2015-129, 宮崎県, 2016年3月.

特許

  1. 平井健士, 村瀬勉,「グループ通信方式」特願2016-028142, 2016年2月.

受賞

  1. 平井健士, 電子情報通信学会東海支部学生研究奨励賞受賞, 平成30年6月.

競争的資金獲得

  1. 平井健士, 電気通信普及財団海外渡航旅費援助, 平成30年6月.