ネットワーク関係の研究

ネットワーク・セキュリティ向け通信特徴量抽出の高速化

10Gbpsオーバの通信ペイロードからリアルタイムに通信特徴量を抽出することを目的とすると同時に、高スループット対応が可能なFPGAならではの新規特徴量の抽出を試みた。この研究においては、パケットからのTCPセッション構築とペイロードからの1-gram特徴量抽出を10Gbpsクラスで実現できる回路の実現した。また、ネットワークスイッチ部にこの方式を用いることによるポート並列性を利用し、組織内ネットワークトラフィックに追従することを試みた。

Satoshi Fuchigami, Hajime Shimada, Yukiko Yamaguchi, and Hiroki Takakura, "FPGA Base TCP Session Features Extraction Utilizing Off-Chip Memories," In Proceedings of the 7th International Conference on Evolving Internet (INTERNET 2015), ISBN: 978-1-61208-435-0, pp. 38-42, St. Julians / Malta, October 2015.

OpenFlowを利用した非対応SW存在下での動的対多通信トポロジ構築

ストリーミング配信などにおいてマルチキャスト通信を利用することで 遅延や帯域の有効活用が期待ですが、新たなマルチキャスト手法が 開発されても通信路上のネットワークスイッチが対応していないと普及しない問題がある。 本研究では、通信路に入ったOpenFlowスイッチに マルチキャスト非対応スイッチを考慮した通信複製を行わせることで、 通信路上に古いネットワークスイッチの存在を許す方法を提案するとともに、 その対多通信トポロジを動的に構築する方法について提案を行った。

柳瀬駿, 山口由紀子, 嶋田創, 高倉弘喜, "OpenFlowを利用した対多通信トポロジの動的構築," 電子情報通信学会技術報告, Vol. 115, No. 371, IA2015-76, pp. 43-48, 広島県広島市, 2015年12月.

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